さらに、香港では自社ブランド「琉スパ リファイニング」(写真)の高級デパートなどへの供給が動き出そうとしている。自社ブランドでは、韓国でも通販ルートで売り出す動きが進行中だ。 今年はさらに、那覇市に構える自社店舗「琉球コスメハウス」をモデルにした路面店がベトナム・ホーチミン市にオープンした。
大道敦社長によると、OEMは国内メーカーからの受注も増えているというが、「将来的には海外取引が国内を上回っていくだろう」としており、今後も海外事業は急速に拡大しそうだ。
海外メーカーのほか、国内企業が海外展開を試みるうえで同社に熱い視線を向けるのは、「いい水は沖縄にしかない。差別化できる」といった理由からだという。海洋深層水や県産の自然素材は、海外市場でも魅力に映るようだ。 また、大道社長は海外メーカーから寄せられる「細かい要望にスピーディーに対処する」という姿勢も重要だとしたうえで、案件を積み上げる中でそうした対応力が高まってきていると手応えを見せる。
大道社長は、「海洋深層水を使ったOEMで海外でも差別化できる」と国内外のメーカーにアピールしている。