同社を特徴づけるうえで最大の持ち味の1つになっているのが、製造の際に使用する海洋深層水だ。隣接する沖縄県海洋深層水研究所によって久米島沖2.3㎞、水深612メートルで汲み上げられ、パイプラインで工場に直送している。
現在、この海洋深層水を巡っては国立東京海洋大学と富山県立大学との産学連携で共同研究に乗り出しており、これまで解明されていなかった新たな機能性について年内にも研究成果が発表できそうな段階にきている。
さらに、沖縄県産の自然素材についても新原料の開発や研究を続けており、これらが花開けば新たなOEMの展開が可能になるとしている。
大道敦社長は、「海洋深層水はこれまで『安心・安全』のイメージが売りだったが、未解明な部分の多かった『機能性』についても解明されてきた」と研究の進捗に手応えを示している。
また現在は、県産の薬草と海藻由来の乳酸菌を用いた健康食品の開発も最終段階に入っており、ダイエット系の商材などを3月にも完成させる予定だ。